--->(あのときの)ボランティアガイド 
----------------------------------------------------------------------
「ボランティアガイド」というものへの誤解? ----つぶやき
TEL 2014年2月17日 17:56
室内研修でとくに「旅程管理」の授業は、いい内容だったのですが
ほんとの「旅程管理」の部分にはふみこめないで終わった気がしています。
その「旅程管理」でおもうことは、ボランティアガイドという誤解(と私がおもっている
こと)です。
-
誰でもボランティア(自分からすすんでその人のために、無償)で案内程度はできますが
「ボランティアガイド」さんへの評価で、かつてよく見聞きしましたのが、
(例えばH島H和公園でのボランティアガイドについてのアンケート結果から)

  お金をもらわなければ 
a)おしつけていいのか
 (こちらの立場を無視していやな言葉をあびせる,いやなところへ連れてゆく,ほか)
 b)相手のひとの望まない気分をかけでいいのか。
 (苦痛な時間,迷惑な対応)

という評価です。
ボランティアガイドさんは、自分の「何か」を強調・表現したいから、結果がこうなる
のでしょうが、a)b)のボランティア活動を「受けたい」人はいるのしょうか。
うけてしまったものはしょうがないですが。
-
「旅程管理」の講座で北海道のツアーの旅程表をもとに、
みんなで「この時どんなことに気をつけるか」の意見の出し合いをしたときに、
私のまわりから「あたしらは、ツアーのガイドはやんないでしょ」という声がきこえ
てきました。だから考えるのが面倒だという感じにきこえたのでが。。。
これは、自分は「お金をもらうつもりはないから」または、「少人数の,ツアーでない
人を案内するから」というつもりでつぶやいたのだとおもいます。
または、自分はボランティアとしてやるから難しいことはやらなくていい。
という気持ちだったのでしょうか。旅程管理は「高度な」ガイドのやることだと思って
いたのかもしれません。
   *ガイドとして基礎(最低)スキルだから研修のカリキュラムに「科目」としてはいっているのですが・・・
-
「旅程管理」はいわゆる「団体ツアー」への責任業務なのですが、
  団体ツアー: 自分で自分を手配する能力が不足しているか、一時的にそのエネルギー
      を使いたくない人々の集団。基本的以上、最低限以上のスキルを提供さ
      れたから(・がなければここにこれなかった)そこにいる人々。

 個人旅行者: 「自分」で調査し,手配し,行動する能力とスキルがある-(だからそこにいる)
      人。どちらがの方が(自分の価値観に基づく評価で)高いレベルを求めている
      --個人旅行者。
旅行業者の決められたツアーをとおさない、個人旅行者(グループ)こそが、高いスキルの
提供を求めて(期待して)いる・評価する能力が高いといえます。

 つまりは
 ガイドは、「最低でも」団体ツアーを率いる能力をもっていることが必要ということに
なります。
*ガイドとして基礎(最低)スキルだから研修のカリキュラムに「科目」としてはいっているのですが・・again.

その上で個人旅行者へに満足してもらえるスキルの上積みがあるかどうか。
(おしえてやる、がまんしろ、は相手が友達でも失礼ということ。
私は、結果いつもそうなった感じがして、ゾッとすることがたびたびあります。。)

さらに、ボランティア活動というのは、そのスキル(少なくてもその意識)があった上で
の、「ありがとう」の言葉が糧(料)となる活動なのではないかなと、常々おもっています。
---  ずいぶん長いつぶやきになってしまいました。(迷惑(↑b)でしたね、ごめんなさい)

-------------------------------------------------------------------------

  (あのときの)成田空港のボランティアガイド 
TEL 2014年2月21日 3:16
TELです
これは、実務的ではない話題。きょうふと思い出したことです。
書いておきたくなったので書きます。(また つぶやきです)

少なくとも去年のいまごろ(2013,01)  成田空港の第 2 ターミナル(QFのあるほう)出発ロビ
に「ボランティアガイド」(日、英語)というネームプレートと腕章をつけた、学生さん
かなという雰囲気の人たちが各チェックインカウンターのアイランド(カウンターが並ん
でいる固まり)ごとに1,2名ずつ配置されていました。
あとでわかったですが、どこかの大学の観光、旅行・語学学科の定期的な実習らしいで
す。(多分・外語・の系列だったような・・)
大変混んでいて、客がアイランド外まであふれているところで、航空会社はわかってい
るので、チェックインのためにとりあえずラインにならんでいて、近づいた時にその人
たちに気づきました。

私は、自分から言わなければ「日本人にみえない」ことがわかっていたので、近づいて
いったらうれしそうだったので、そのとき不安におもっていた、「このラインがエコノ
ミーか」をいつものスピードの英語で訪ねました。
でも、通じません。やはり、どこかのアジアの人だとおもった様子でした。

でも、その直後から直接目をあわさなくなってたので、
「イクスキューズミー、クジュテルミー・・・と」ゆっくりやって、やっとこちらの意
思は伝わりました。
それでいろいろやりとりをしてわかっことは、(たぶん英語は学んでいるんででしょうね)
彼女らは大学生で、そのときは授業の一部の実習として成田のまわりの「ご案内」(ガイ
ド)をしているということでした。
確かに「お金をもらわない」という意味(これが日本人の誤解と私はおもっています)の
ボランティアガイドではあります。ネームプレートと腕章は正しい。

もっとも、私の質問内容には「わからない」ということがわかったのですが、彼女たち
の目的が成田のまわりの「ご案内」なので知らない訳です。
だったら、並んでいるラインの始め(カウンターから列をたどつてきて)を確認してきて
(行動して),「ここです」といえば「いいガイド」なのに、そこから動こうとはしません。
わからないをくり返すだけ。
資料はいっぱい抱えていて、誰かが話しかけてくるのを待っているだけです。
だれも近づかないので、私は好奇心で近づいた(2mの距離にいた)のですが、
「あれはないなぁ」と飛行機のなかで思い出しておもいました。

そこは「出発ロビー」なので、成田のまわりのご説明を受けたい外国人はいないと思い
ます。「到着ロビー」には彼女らのなかまが配置されていたのかどうかわかりません。
私の望んでいる情報についてはわからないので、自分は日本人だよと英語で伝えて離れ
ましたが、目を丸くしていました。(やはり私が日本人だとはおもっていなかった! )

結局、私がならんでいたラインは「ビジネスクラス」のラインで、そこは日本語で話し
かけたきたので(パスポートを手にもっていた)ので当然日本語でチェックインしました
が「ここはビジネスクラスのラインでございますので、次はお気をつけくださいいませ」
といやみを言われました。(カウンタースタッフとしては当然の対応)いかにも外国人に
みえる人にはそんなことは言っていません。

とまぁ。こういう体験だったのですが、
学校の実習なら教員が指導しているはずで、どういう判断で出発ロビーに配置したのか
(場の目的がちがう)、シミュレーションはしなかったのか(英語の語を知っていても会話
がよくできない)。そしてただ看板表示して自分の目的とする旅客を待っているだけでは
ガイドとはいえない。

一方、「ボランティア」と名乗れば、人が向こうからくる(という判断なんでしょうね),
成田空港会社には交渉してOK(客引きなどの有料活動ではない)だったのでしょうが
「教育(トレーニング)効果」はどうなんだろう。
「ボランティア」という語の日本独特のとらえ方(理解)が、なぜか「寒ーく」感じた体
験でした。

あの大学は大丈夫な大学なんだろうか、彼女らは観光・旅行業界にすすむつもりでいる
のでしょうが、いまやっていることがままごと(シミュレーション)にもならないと、あ
とで気づいてくれるのだろうか。と思い出しました。
その前に教員はちゃんと目的・方法・効果・評価測定を考えてカリキュラムにいれてい
るのだ
ろうか。
ボランティアとしての空港実習・・・んー・・・この場合・・・どぅなんでしょー。
かわいそうなのは「学生さんたち」だとおもうのですが。
-----------------------------------------------------------------------------------------