解説ガイディング(スクリプト)のつくりかた ---->翻訳(通訳) 4要点法
from 2014.0206 Flora with TEL & supplement.
>例えば、相馬で相馬野馬追を説明する場合、ホームページでの説明文をそのまま引用し て
言ってはいけないのでしょうか?
--> 一言でいいますと「いけません」 -- (
読み合わせでなく。客前での「解説」です)
まず、「今」日本語の説明文をみながらそのまま担当の言語ですらすらいえますか?
まず、そのことがむりだとおもいます。
これから解説すべき内容がガイドの頭にはなく、まだ文書のなかに「載っているだ
け」
だからです。
そこで、 基本練習
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1>取材ネタや「見える物」から 4 つの要点
「・・
は・・である」程度を拾い上 げてくださ い。
2>その要点を,あなたの語るストーリーとし
て,
どの順番に言う
か決 めてく ださい。
*いまは、起承転結とかイントロ、ボデイ、コンクルとか を
意識しなくていいです。
,何
回か話しているうちに、 (すわりがいいというか)カタリやすい
ように並べ替えて
自然に(無意識に)そう並べるようになります。
(生活感覚さえあれば)
=> format_sample
3> 一文 3秒,,
5秒,, 8 秒,,10秒
以内 になるように
台本文(スクリプト)を作ってください(頭に入るはず)
*1 要点1秒で 1,, 2,, 3 sentence
---- 単純計算で、2 センテンス4要点 1センテンス10秒て゛80秒 --ちょうど良い
*そのうち慣れた ら、台本を書いたりしないで、
要点ごとに
「声に出してつ ぶやく」こと で十分になってきま す。
4>
台本分をみずに2>の順にしゃべってみてください。
*これで
1つの内容のスクリプトが頭に入ります(できました)
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5>それが 2分程度 おさまっていればok 4分になるなら、
*たぶんすでに「4要点」を逸脱して、7要点ぐらいになっていませんか? (台本作る間に要点を自分で増やし
ているケース)
ストーリーそのものを2つに分けてください。---- 2回分ということ。
6> 1 回目のしゃべりができたら、別の4要点で 1>から繰り返してください。-->2回目分。
7> これで、2つのガイディングスクリプトができました、ひとつでやめるか、2つめも話すかは
現場の状況次第です。
始めから 2つ目だけを話すことも、現場の状況では ありです。当然、合計2つもあり。
*しゃべりのうまさは,次のステップです。いまはこれに集中しましょう
**(参照)/ガ イディングトークの基 本
要点のサンプルはこの↓右の方の感じで・・・(赤字は「ガイド実習」地点)
**(参照)ガ イド
地点とガイディング要点(ドットポイント)サンプル
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解説:::
<「しゃべる・話す」という行動について 区別(ちがい)を意識しましょう >
>>> >> ● 自分の言いたいことやあるテーマをまとめて説明や
表明する「プレゼンテー ション」。
*聴衆は聞くこと目的にして座って待っている。時間は(多くは)1内容 3分ぐらい。
それの集合構成で15分から60分。
内容は 自分の好み(時に要請・義務) 示すものを自分が用意して客前に出すのが基本。
多くの図や写真をみせるし、聞くために待っている訳ではないので、普通はバスの中ではやりません。
今回の研修では語り部さんのやられたことが、ほぼこれにあたります。(特に3日目朝)
*義務のプレゼンテーションとは、ある地域に入る前に、そこの歴史(背景)、状況、注意・禁止事項などを
説明することなど。例)
板門店(朝鮮半島38度線)に入域する前の説明などをゲストハウスに入ってやる。
● 現地日本人(外国人)の言っていることの[意図をくんで]
外国語(日本語)表現に変えて、かわりに表現する「通訳/翻訳業務」。
*ほんとの「通訳さん」には怒られるのであえて「通訳」とはしません。
●説明すべき対象が(自分の好みにかかわりなく)あって、それのもつ特徴を拾い上げ、
客が飽きないような時間と構成で解説する「ガイディング コメンタリー」。-->(計 画サンプル)
説明であっても、目的物・現象に興味を持たせる(質問もでるように)するのが基本。
「わかりやすく、とく(かたる)」ことができていないのは、悪いコメンタリー。
基本的にはしゃべりたいことをしゃべるのではない。--->(参照:こんなガイドは「いやがらせ」)
この中の区別としてアウトライン/ディテイールコメンタリー
(バス中でこれから先の・・)
ドライビングコメンタリー (バス中からいま見えていることを・・・)
インタープリ
ティブコメンタリー
(現場で現物・実演前)(時に自分で実演 しながら)
*なお、この実地研修は初心
者むけなので一切区別は説明されておらず、「とにかくマイクと人前でしゃべることに慣れる」
のが目的で区別はあいまいのまま進行されました。話すことに慣れるために始め、多くの方はプレ
ゼンテーションをしました。
その後、おおむね現場到着前にバス中でおこなうアウトライン/ディテイールコメンタリー内
容に近いマイク練習になっていました。
●●●は同じ「しゃべり」でも ちがいます。
違いを意識して使い分けましょう。-----しかし、「つくりかた」の基本は同
じです。
また、そのあらゆる基本は、 [ガ
イディングトークの基 本 ]です。再度 吟味することをお勧めします。
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